「IOT」でamazonを検索すると山のように本が表示される。
書店のビジネス誌は定期的に「IOT」を取り上げ、例によって仕事がなくなるとか乗り遅れるなとか不安をあおっている。
そのほとんどの出版物を入手して読んでみた、「物のインターネット云々」とお題目と理念ばかり、それらしい事は書いてあるが読後には何も頭に残らない。つまり著者の経験に基づいた話でないのが原因である。
実例があっても大昔にとっくに実現している話を自慢げにこれから実現すべき課題と記載している著書や、まったく現場の実務を知らないraspberypiオタク的な記事が多すぎる。これらの出版物を読むにつれ、600社30年の現場分析結果に当てはまったり、実現したい事例を多々思い浮かんだ。
同時に、ビジネスとしても、ちょうど73年インテル4004,8008から情報化が始まり、全員はスタートラインにたった頃を思い出した。だれでも第二のインテル、マイクロソフト、ソフトバンクになれるチャンスが到来した。
逆に波に乗り遅れると、企業の明日はない。「IOT」を「もののインターネット」と理解してはいけないその本質はもっと深い所にある。
複数回にわたってすでに実現している実例、課題、、あるべき姿と実現方法、
日本の悪しき慣習である囲い込み戦略の破綻と職人技に頼りすぎる現場とIOT等について、記載する。