建築業界はリフォーム、リノベーションブームである。日経ビジネスの2016年Iot特集号に、パナソニック(旧パナソニック電工)がIotの実例として記事になっていた。
詳細は日経ビジネスのバックナンバーを参照していただくとして、要は、販社の営業マンなり代理店の営業なりがタブレットを持ち、バーチャルの世界でリフォーム後のイメージを見ながらお客様から発注いただき、発注情報を工場と直結するという内容である、
記事後には、VR技術の結びつけてショールームに限られるが、この発展系として部屋と同じ大きさの空間で仮想世界を体験できるようになっている。
これぞ工場と顧客を結びつけるIotの実現
とビジネス誌記者なり、パナの企画部門、担当役員も信じたのだろう?
これは根本的にIoTから逸脱している悪しき例である
まず、大きな間違いは、
・誰もその場で発注しない、、数百万、数千万を他社と比較せずに発注する顧客がどこにいますが
・一社で全製品がそろわない
・そもそもすでに破綻している自社製品の囲い込み戦略の延長戦上であって、Iotの本質であるインダスタリー4.0に逆行している。
新しい世界にトライして見るのはいいことだが、はじめからコンセプトが誤っているのは論外である。
経営トップからこれかららはIotの時代だから、パナソニックとしても何かやれと上意下達があって、コンセプトも実情もなしに、懇意のF通あたりに依頼し外注をつかって作りあげたようだが、
・現場を知らない
・Iotの本質を知らない
では、本質の姿はどんなものであるのか、なぜかマスコミは一切報道しないが
Iotの本質を実現している世界を次の章で紹介しよう